脳の中のアレルギーの大本は「恐怖症」と「依存症」

■2014/10/30 脳の中のアレルギーの大本は「恐怖症」と「依存症」
最近のお客様の中には、自閉症や引きこもり、ADHDなど、精神的な問題を抱えた方が増えて来ました。当初は、水銀などの重金属や、ワクチンに含まれる毒物、薬品や有害化学物質、更にはホルモン、感情などの中からヒットするアレルゲンを探索して減感作して来ましたが、どうしても顕著な症状の改善には結びつきませんでした。そこで、脳の中で起きている事に焦点をあてて、脳の中のアレルゲンを探してみる事にしました。私のやっているアレルギーの減感作では、最初に関係していそうなアレルゲンを洗い出しておいて、その中からヒットするアレルゲンを探せば良いので、発症機序が正しいかどうかは関係ないのです。

従来、これらの精神的な疾患の発症機序は、様々な説が提示されてはいるものの、まだ決定打がなかったのが実情のようです。そこに、一石を投じたのが、脳の画像診断の技術進歩を背景とした研究活動で、最近では「心の病は脳の傷」として把握する事が可能になってきたそうです。画像診断ですから、器質的に変化のある疾患でないと調べられませんが、「うつ病」「統合失調症」など、器質的に変化のある疾病においては、その発症機序まで解明する事が出来るようになったようです。

たとえば、「うつ病」は脳内の神経伝達物質であるセロトニン及びノルアドレナリンの不足によって起こっており、「統合失調症は」は同じく脳内の神経伝達物質であるドーパミンの過剰によって起こっている事が分かってきたそうです。と言う事は、器質的に変化の出ない、もっと軽度の神経症(不安障害)においても、神経伝達物質の濃度の異常が関係していると推測されますし、さらに、視野を広げると、脳の神経細胞間(シナプスの隙間)での情報伝達の過程で、何らかの異常が発生していると推測されます。おそらく、ほとんどの心の病は、アレルギーによって、脳の神経細胞間(シナプスの隙間)での情報伝達が阻害されている事が原因と考えられます。

さて、脳の中でのアレルギーを調べて行くと、どうも「恐怖症」と「依存症」のアレルギーが大本のアレルギーである事が分かってきました。脳の起源からすると、人の脳は、「命の脳」「こころの脳」「人間の脳」の3層になっており、普段の行動はすべて「人間の脳」の指令によっているそうです。しかし、生命を脅かす危機的状況の場面では、「命の脳」あるいは「こころの脳」からの指令で行動する事があるようです。

それは、生命維持の為に緊急避難的に使われるバイパスルートなのですが、普段の生活の中でもそれが使われてしまうのが、「恐怖症」と「依存症」なのかも知れません。もう一つ、普段人間は、「命の脳」と「こころの脳」がそのまま表に出てこないように「人間の脳」がコントロールしているのですが、「人間の脳」が間違って学習してしまっていて、条件反射的に反復行動してしまうケースもあると考えられます。私が、今までセラピーをしてきた中では、どちらかと言えば、後者のケースの方が多いのではないかと感じています。


ここで、東北大学名誉教授 松澤大樹氏の提示する「こころのコア」の考え方をご紹介します。

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こころを生む仕組みは、「記憶認識系」「情動身体系」「意思行動系」の3つのブロックにより構成されています。それぞれ、「知」「情」「意」の働きを司どり、中心の器官は「海馬」「扁桃核」「側坐核(図は少し古く無名質となっています)」となります。
●海馬(知)は、大脳皮質の頭頂連合野、後頭連合野、側頭連合野を統括しており、記憶と認識、学習を司ります。
●側坐核(意)は、大脳皮質の前頭前野、運動連合野、前運動連合野を統括しており、自発的意思と行動を司ります。
●扁桃核(情)は、こころの中核で、体の内・外からの全情報を受け取り、海馬及び側坐核をコントロール下に置き、視床下部、脳幹と繋がって体をコントロールしています。

喜びとか悲しみといった人間的なこころや、例えば性欲などの本能的な欲求に根ざした感情は、いつもなんらかの行動をはらんでいるため、特に情動という言い方をして感情と区別しています。この情動を生んでいるのが扁桃核になります。人間の心と心が通じるとは、この扁桃核がもっているその人の個性あるいは本質に共感することです。

扁桃核に起因する情動の興奮を抑えるスイッチは、視床から大脳新皮質へつながる主要回路の末端、ひたいのすぐ内側の前頭前野に存在するようです。大脳新皮質は扁桃核をはじめとする大脳辺緑系の働きを調整して、人間が衝動に対してより分析的で適切に反応できるようにしています。通常の場合、情動反応ははじめから前頭前野が支配しています。情動反応や行動を計画し命令する役割を担うのは前頭前野、大脳新皮質を構成する何層もの神経回路が知覚情報を受け取り、分析し、理解して前頭前野が扁桃核など脳のなかで情動をつかさどる部分を指揮して情動反応を起こします。緊急時以外は、私たちの脳はこのようなプロセスで分別をそなえた情動反応を見せます。

情動が起こると、前頭前野は瞬時に損得のバランスを計算して、無数の選択肢のなかから最適なものを選びます。大脳新皮質の反応は、神経回路の数が多い分だけ、扁桃核によるハイジャック反応よりも時間がかかります。半面、思考が情動に勝っているぶん思慮分別があります。喪失を感じて悲しい気分になっているとき、勝利の幸福感にひたっているとき、あるいは他人の言動に傷ついたり腹を立てたりしているとき、私たちは頭の中で働いている部分は大脳新皮質です。扁桃核とおなじく、前頭前野の機能を失った場合も、情動にかかわる社会生活は崩壊してしまいます。前頭前野が神経伝達物質の伝達異常で機能を阻害されてしまうのも障害の一因かもしれません。

情動による脳のハイジャックには、ふたつの現象が関係していると思われます。ひとつは、扁桃核の暴走、もうひとつは、ふだん情動反応を適切にコントロールしている大脳新皮質の機能不全です。情動の緊急事態に際して大脳新皮質のチェック機能がうまく働かなかった、ということです。こうなると理性は感情に圧倒されてしまいます。前頭葉は、情動をコントロールする(行動を起こす前に是非を考える)ために扁桃核をはじめとする辺緑系から送られてきた「行動せよ」という信号を弱める働きをします。右側の前頭葉が恐怖や攻撃など不快な情動の座であるのに対して、左側の前頭葉は右前頭葉を抑えてむき出しの情動を表出しないようにしています。


精神的な病気でなくても、昔から「病は気から」と言われているように、心の持ちようが、体にも影響を及ぼしていると考えられます。それは、上で見たように、心の中核である「扁桃核」が、視床下部及び脳幹を通して、体をコントロールしていると言う事からも納得がいきます。ですので、私のアレルギーの減感作も、同じ症状に対して、体の方のアレルゲンから探索するのと、脳のアレルゲンから探索するので、2つの方向が可能になりました。どちらの方向からでも、同じような症状の改善が見られるのですが、最近は、脳のアレルギーの方がより本質的だと考え、脳の方からのアプローチを多用するようになりました。

そのようにセラピーを進めていると、また不思議な事が起きて来ました。一度脳のアレルゲンから探索した組み合わせを減感作しても症状が解消されない場合、再度脳のアレルゲンを探索するのですが、ある時、いくら探してもヒットするアレルゲンが見つかりませんでした。途方に暮れて、ふと「フラワーエッセンス」を試して見たところ、なんとヒットしたのです。それまでは、アレルギーの減感作にフラワーエッセンスを使う事はほとんどありませんでした。ところが、減感作を進めていって、もうヒットするアレルゲンがないと言う時、最後に助けてくれたのがフラワーエッセンスだったのです。それだけ、フラワーエッセンスのエネルギーが精妙なエネルギーに違いないと再認識しました。

私のアレルギーセラピーは、脳のアレルゲンから探索する方法を多用するようになってから、とても効率的になりました。現在の、慢性病アレルギーの減感作は、症状が体に出ていようが、心に出ていようが、重かろうが、軽かろうが、アプローチは全く同じになっています。

●最初に、「塩」「チャクラ」「ネガティブ感情」に結びついたアレルギーの蓄積を解消します。最近は、1回のセラピーで解消できるようになりました。
●次に、「恐怖症」と「依存症」に関わるアレルギーを減感作します。人によってアレルゲンの組み合わせが異なり、重症の方は、それぞれ複数のアレルギーを持っているようです。
●さらに、「不安障害」に関わるアレルギーを減感作します。こちらは、多くの人に共通したアレルゲンの組み合わせになります。
●最後に、残った個人に固有のアレルギーを減感作します。

是非一度お試しください。



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