アレルギー総合セラピーで、「バファリン」の薬を減感作したセラピーの後、
重い頭痛になったと、あるお母さんからお知らせをいただきました。
アレルゲンを減感作したセラピーの後には、何らかの好転反応が出るのですが、
以前出ていたアレルギー症状が再び出る事があるようです。
この方の頭痛も、もしかしてアレルギーの症状だったのかも知れないと思い、
アレルゲンを探索してみました。
その結果、アレルゲンは「ホルモンミックス」の中に5つ見つかりました。
女性ホルモンを中心としたもので、どうも生理の時の頭痛を引き起こしていた
アレルゲンに違いないと思いました。
でも、生理の時の頭痛がアレルギーの症状だとすると、生理の時には頭痛以外
にも種々なつらい症状がありますので、もしかしたらそれらもホルモンに対する
アレルギーの症状である可能性があります。
さっそく確認してみました。
すると、対象となるアレルゲンに違いはあるものの、ほとんどの症状が、
以下のホルモンをアレルゲンとするアレルギーの症状だとわかりました。
<生理痛のアレルゲンとなるホルモン(15個)>
オキシトシン
プロラクチン(PRL)
黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体形成ホルモン(LH)
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)
インヒビン
卵胞刺激ホルモン(FSH)
絨毛性ゴナドトロピン
ソマトスタチン
甲状腺ホルモン(チロキシン)
副甲状腺ホルモン(PTH)
カルシトニン
電解質コルチコイド(アルドステロン)
糖質コルチコイド(コルチゾール)
副腎髄質ホルモン(エピネフリン)
<生理時の症状> <アレルゲン> <関係する臓器>
いらいら 上から4個のホルモン 脳、膵臓
頭痛 上から5個のホルモン なし
吐き気 上から15個のホルモン 胃
頭がぼうっとする 〃 脳、卵巣、子宮、脾臓、小腸
食欲不振 〃 脳、卵巣、子宮、肝臓、胆嚢
下腹部痛 〃 脳、卵巣、子宮、腎臓、膀胱
腰痛 〃 脳、卵巣、子宮、腎臓、膀胱、骨・関節
アレルゲンが4個の「いらいら」と、5個の「頭痛」は、生理前からの症状で、
アレルゲンが15個の症状は、生理中の症状でしょうか。
<関係する臓器>に弱いところがあると、その症状が出ると考えていいと思います。
一番下の、「下腹部痛」と「腰痛」は、骨に弱さがある場合は「腰痛」になって、
ない場合は「下腹部痛」で、両方の症状が同時に出ることはないようです。
生理時のつらい症状が、すべてアレルギーが原因と言う訳ではないので、
上記のアレルゲンを減感作すれば、つらい症状がすべて解消するとは言い切れ
ませんが、間違いなく症状を改善する事が出来ると思います。
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