「黄砂」の毒性を詳しく見てみましょう。

私も、黄砂の影響がこんなに深刻だとは思ってもみませんでした。

神戸の鍼灸師、岡田上孝志さんが5年も前から、「黄砂」による健康被害の問題を
ウォッチしてきており、分析結果を以下のホームページとブログで公開していました。

黄砂予報・注意報(今日の黄砂情報~)
https://kobe-haricure.net/health/kousa-few-gazou.htm

神戸の鍼灸治療院ブログ
https://blog.goo.ne.jp/okadaue

前回に引き続き、上記のホームページとブログの中から、黄砂の健康被害の深刻さについて、
順次ご紹介してゆきます。
今回は、黄砂の毒性について、付着している有害物質毎に見て行きます。

それではここで、もう一度、黄砂の構造を見てみましょう。

黄砂は、
 シリカ(ニ酸化ケイ素)+金属+化学物質+カビ+細菌 が集積した ギザギザの粒子です。

日本に飛来する黄砂の大きさは、0.5μm ~ 5μm と言われます。

 タバコの粒子:0.2~0.5μm < 黄砂:0.5~5μm < 赤血球:6~8μm < スギ花粉:30μm

黄砂の毒性の高さは、肺の奥まで入り込む微細さと、細胞を傷つけやすいギザギザの形状、
さらにそれに付着している物質の様々な毒性の相乗効果で生じていると言えます。

【シリカによる害】
・肺に入ったギザギザの黄砂が、咳による振動で肺の毛細血管を傷つけます。
 黄砂に付着した、様々な有害物質が傷口から血液の中に入り入り込み、
 血液に乗って全身に回ります。
・黄砂を体外に排出しようとする時に腎臓の糸球対が傷つき、腎機能障害を引き起こします。
 黄砂が排出されないと、黄砂が混ざった血液が循環する事で、心臓が傷つきます。
・血液に乗って全身を循環する黄砂は、いたるところで細胞を傷つけ炎症を生じます。
・黄砂が体内に入ると、膠原病での自己抗体が発生しやすくなります。
 そのため、微小血管内皮細胞や末梢血単核細胞や皮膚線維芽細胞が活性化し、
 SLEや強皮症などの危険因子になります。
・黄砂は目を乾燥させる上に、形がギザギザなので、目をこすり過ぎると、
 角膜に傷がつきます。 傷口からカビや細菌やウイルスなどに侵入されることによって、
 アレルギー性ではない結膜炎になることもあります。
・黄砂を吸い込んで、しばらくたってから、刺すような痛みを体の内部に感じだす人も増えています。
 肺、心臓、腎臓、脳、膵臓、肝臓などの内蔵の機能低下による関連痛も増えています。

【重金属による害】
黄砂についている重金属は、石炭燃焼や産業廃棄物リサイクル由来です。
重金属の種類は、水銀、鉛、カドミウムなどです。
・運動神経が混乱させられることで、意図しない筋肉の収縮命令が出続けて、
 その結果、足がつることもあります。黄砂が多い空気のもとでの運動は避けてください。
・金属アレルギーを引き起こします。アレルギーが「空咳」を引き起こす可能性もあります。
・重金属は、脳にも蓄積するので、心身ともに狂っていきます。

【化学物質による害】
<硫酸塩エアロゾル>
硫酸塩エアロゾルとは、中国都市部の工場や自動車などから排出された二酸化硫黄が大気中で
化合・吸着した微小粉塵を言い、PM2.5(粒径2.5μm以下)の主要構成粒子です。
・硫酸塩エアロゾルを吸着した黄砂を吸い込んで鼻や喉や肺に付着してしまうと、
 黄砂から継続して硫酸イオンが分離して血液中に吸収されて、頭痛を引き起こします。
 このため、黄砂が飛んでない日でも、黄砂が原因になっての頭痛が起こります。病院では、
 原因不明の頭痛か、他の理由が原因での頭痛、ということで済まされることが多いです。
・中国からの微細な大気汚染物質を長期間に渡って吸い続けることで、ビオチンが欠乏するなど
 していくので、関節などに炎症を起こすだけでなく、関節が変形していく人が増えています。
 たとえば、リウマチのように指の関節から変形していき、痛みと動き難さに悩まされるなどです。

<PAH(多環芳香炭化水素)>

 硫酸塩エアロゾル + VOC(揮発性有機化合物) + NO2(二酸化窒素) → PAH

硫酸塩エアロゾルに VOC と NO2 が反応して、PAH が生じます。PAHは、ベンゼン環を複数持った
化学物質なので、水に溶けにくく、人体で分解する時に、生体毒性が増すという厄介な性質を
持っています。PAHは、受容体に結合して毒性を発揮する物質であるため、体のバランスの崩れの
度合いや辛い症状は、個人差が大きいのも特徴です。PAHは、胃腸関係の働きも阻害します。

《PAHで出る主な症状》
 * 神経痛の悪化
 * 咳の悪化
 * 喉のイガイガ・痛み
 * めまい
 * 化学物質過敏症の悪化
 * 抑うつの悪化
 * 腹痛
 * 鼻水
 * 鼻血
 * 目のかゆみ・痛み
 * アレルギー症状の悪化
 * 花粉症の悪化
 * 結膜炎
 * アトピー性皮膚炎の悪化
 * 電磁波過敏症の傾向が増す

【細菌やカビによる害】
黄砂には細菌やカビも付着しています。
黄砂に付着する細菌の多くは、グラム陽性菌に属する細菌です。
 * 真菌類:肺真菌症など
 * ノカルジア:肺炎(症状は、発熱、咳、血痰など)など
 * セレウス菌:毒素系の食中毒など
 * カビ類:気管支ぜんそく、アレルギー性気管支炎、過敏性肺炎など

この他、連鎖球菌なども運ばれてきているんじゃないかと危惧しています。


このように、黄砂に付着した様々な有害物質が、深刻な健康被害をもたらします。
ただし、その症状の出方は人によって異なり、黄砂に暴露してすぐに症状の出る人
もいれば、ずっと症状が出ずに、ある日突然爆発的に発症する人もいるようです。

無防備に「黄砂」を吸い続けていると、遅かれ早かれ何らかの症状が出て来ます。
まずは、極力体に吸い込まないように注意する事です。
あとは、ホーム遠隔キットで日常的にケアすることをお勧めします。

ホーム遠隔キットは、「黄砂対策レメディ」1本付きで、3,000円です。


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