クリンクハルト博士の五層体療法(バイオフォトン)

バイオフォトンに関して、興味深い記事がありましたので、 以下に転載します。
転載元:https://tamekiyo.com/documents/mercola/biophoton.php

—— ここから転載 ———————————————————————-

掲載2010年5月23日

内容紹介・訳者メモ

記事によると、バイオフォトン理論は1970年代に開発されたということなので、全然新しくないわけだが、私は知らなかったので驚きだ。これはもう、霊魂が科学的に証明されたようなものではなかろうか? こういう肝心な情報がまったく世間に普及していないのは、情報操作なのか、テレビによる愚民化なのか。

なお、第1回から第3回までを同時掲載するため、原文の構成は編集しなおしてある。   (以上、訳者メモ)

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クリンクハルト博士の五層体療法(バイオフォトン)
Five Principles That Can Heal Virtually Any Illness, Part 1-3

ジョージフ・マーコラ博士
By Dr. Joseph Mercola
(Mercola.com)
第1回 2008年5月29日
第2回 2008年6月3日
第3回 2008年6月12日

ディートリッヒ・クリンクハルト博士 (Dr. Dietrich Klinghardt)は、私の補完医学の師である。 博士の「五層治療」は、約12,000年前に開発された治療方式に基づいている。それは、アユルベーダ医療と同様、伝統的な中国の医療(漢方)、チベットの医療にも影響を与えてきた。その根本・核心には、「我々の身体は肉体だけではない」という思想がある。肉体の他にも四種類の見えないエネルギー体があり、肉体を囲み、肉体に浸透している。


第一層は、肉体である。物理構造と生理化学の基盤である。この第一層は、五感で知覚することができる。だが、目に見える肉体であっても、目に見えない性質がたくさんある。それをクリンクハルト博士がビデオの中で述べている。

第二層は、エネルギー体である。エネルギー体は、肉体を包んでおり、そこで物理作用(力)が展開する。エネルギー体は、肉体の制御・調整を手助けする。

第三層は、メンタル体であり、身体を包むバイオフォトン(生体光子)領域である。このバイオフォトン領域は、人生で経験したことを全て記録し、長期記憶の保存場所である。そんなことを言うとビックリだが、この仕組みの背景にある物理・科学について、クリンクハルト博士は、魅力的な考察を行っている。

第四層は、直観体(インチュイティブ体)である。これは、シャーマン、スピリチュアル(精霊)、形而上(超物質)の領域である。クリンクハルト博士は、この層に起因する病気(例えば自閉症)が治癒可能なことを解説している。

第五層は、ディバイン(神や天)とのつながりである。


こうした発想は、「ニューエイジ」的に思えるかもしれないが、決して「ニュー」ではなく、約12,000年前に開発された治療法である。自然環境に存在しない物質形態の薬を作るという考えを誰かが思いつくずっと前だ。現在の生体エネルギー医療の指導的存在( Dr. Bruce Lipton、Dr. Geerd Hamerなど)の研究によって科学的信憑性と有効性が与えられるずっと前である。

 

病根(原因)を狙った治癒

病気を治療する一番の方法は、根本的な原因を治療することである、ということに異論がある人は少ないと思う。病気がエネルギー体に由来している場合であれば、エネルギー体の構成要素を治療するのが合理的だろう。肉体の化学的成分を変える錠剤を飲むのは、間違った「体」を治療していることになり、本来の傷を癒すことにはならない。

また、精神面に根をもつ病気の場合、薬やハーブ、食事療法をしても、あまり改善は期待できないだろう。だが、同じ症状の病気であっても、その原因が第一層(食事と習慣に起因)にあれば、精神療法は役に立たず、食事療法や運動によって治すことができるかもしれない。

第一層と第二層の健康に影響するもの

第一層に対するクリンクハルト博士の治療は、私自身が実践していることと共通している。私が推奨していることは大部分、この前提に基づいている。適切な食事と生活スタイルを維持すれば、身体本来のバランスが回復され、最適な健康状態を生み出す。

第二層(エネルギー体)は、携帯電話やWiFiからの電波などによる電気スモッグにより、ひどくネガティブな影響を受けている。この層の健康を回復するには、できるだけ電気的な干渉を排除することが大事だとクリンクハルト博士は述べている。

この多層構造では、エネルギー体が肉体に影響しており、肉体の調整を手助けしているという。これは、携帯電話が健康にどれほど危険かを理解する上でも大切だろう。

電波は見えないし、思考も見えない。エネルギー体も見えないが、存在する。見えない重力が物理作用として存在するのと同じである。こうした実在する力を無視すれば、健康はどうなるだろうか。

長期記憶と第三層

長期的な記憶がどこに保存されているか知っているだろうか?

実は、メンタル体(バイオフォトン領域)に全ての人生の出来事が記録されていると、クリンクハルト博士は説明する。通常は、脳に記憶されると思われているので、困惑されることだろう。だが、それは部分的な真実に過ぎないと、クリンクハルト博士は言う。

現代の神経科学では、脳には数多くの回路があることが分かっており、短期的な記憶の説明にはなっているが、長期的な記憶を支える回路は見つかっていない。そこでバイオフォトン領域が視野に入ってくる。

バイオフォトン領域とは何か?

非常に単純化して言えば、メンタル体は、高度に洗練されたコンピュータである。情報を処理・格納・取り出し、それを肉体の制御に利用している。

身体の各細胞では1秒につき10万件以上の生化学反応が起きていることが生物学では知られている。その全ては、慎重にタイミングを合わせ、順番通りに実行されなければならない。多くの(大部分はヨーロッパの)科学者は、この洗練された「ダンス」を支える仕組みを研究してきた。

バイオフォトン領域の存在を証明したのは、1974年の昔、フリッツ-アルバート・ポップ博士(Dr. Fritz-Albert Popp)である。彼は、バイオフォトンは、DNAから発生していること、そしてレーザーのような性質を持っていることも証明した。ポップ博士は、バイオフォトン理論を開発し、バイオフォトンの役割と、生化学プロセスの制御を助ける働きを説明した。

フォトンが情報を伝達

では、どのように働いているのだろうか?

各細胞内のDNAは、数十億ヘルツの周波数で振動している(この周波数は、不幸にも現代の携帯電話通信と同じである)。この振動は、コイル(らせん、うず)状のDNAの収縮・拡大(毎秒数十億回発生)を通じて、発生する。そして、収縮一回につき、一つのバイオフォトン(光の粒子)を発する。

そのフォトンには、その瞬間にそのDNAで起きている全情報が含まれている。1つのバイオフォトンには4メガバイト以上の情報を蓄えることができ、その情報を他のバイオフォトン(身体外側のバイオフォトン領域を行き交うバイオフォトン)にリレー(中継)する。

身体から放出される全てのフォトンは、身体を包む高度な構造の光の領域の中で、互いに通信し合う。これが、長期記憶を維持する場に他ならない。(なお、クリンクハルト博士は、出生前の記憶さえもこの領域を使えば取り出すことができると考えている。)

この光の領域は、代謝性酵素の活動も制御している。

バイオフォトンの情報伝達は双方向性である。つまり、DNAはフォトンに乗せて情報を送り出し、その同じ光子に身体の全フォトンの情報が乗り、細胞とチューブリン(結合組織にある光伝導分子)に送り返される。

そしてチューブリンは、情報を乗せた光の衝撃(インパルス)を受け取り、それを光速で全身に伝える。この情報が各細胞で解釈され、特定の代謝性酵素を活性化するか、不活性化するかを決めるのである。

この理論に基づき、クリンクハルト博士が始めた代替医療が、光をバイオフォトン領域に作用させる機具を使う方法である。例えば、栄養素の情報を光の形態でバイオフォトン領域に送信すると、その栄養素のあるものを実際に食べたときと同じように身体に作用する! 実に魅惑的な技術だ。

同時に、バオイフォトンを研究すると、なぜ生の食事を中心にするのが不可欠なのか、根本にある原理を理解できる。

バイオフォトン領域への環境毒素の影響

バイオフォトン領域(ひいては肉体)に大きなインパクトを与える要素で特に重大なものが、水銀である。

水銀は、非常に濃度が低くても、チューブリン(先述)を破壊する。だから、バイオフォトン領域から細胞、代謝性酵素への重要な光の伝達を阻害し、身体の生化学機能を司る知性を切断してしまう。

毎年のインフルエンザ予防接種を避ける理由の一つになるだろう。

第四層:直観体

クリンクハルト博士は、第四層を、夢体(ドリーム体)もしくは直観体(インチュイティブ体)と名付けている。

これはシャーマンの領域、形而上(超物質)経験の領域でもある。クリンクハルト博士は、この領域には、家系集団(family constellation)での治療を行う。

家系集団作業は、祖先が経験したトラウマや未解消の葛藤が死去とともに消えておらず、後の世代にいろいろな形で発現するという理解に基づいている。

これは読者の多くにとって、理解しがたいだろう。それは私も承知している。

だが、博士の臨床経験によれば、先祖のトラウマが病気の原因になっていることは頻繁にあり、何らかの形で葛藤が解消されなければ、2世代、3世代、あるいは4世代後に病気の原因になるという。もちろん、そんなことは通常の医療では考慮されていない。ということは、決して病気の本当の原因に辿り着けないという意味になる。

博士は、自閉症の子供たちに実際に家系集団療法を施し、良好な成果を得ている。「この子供たちの脆弱さは、ワクチン、水銀、電気スモッグだけでは説明できない。家系の歴史に起源がある。家系の歴史の問題を解消すれば、魔法のように改善することが多い」と言う。

第五層:神とつながり

最後の第五層は、一人ひとりの個別の神(聖なるもの)とのつながりである。この層は、最もプライベートである。そして、いろいろな意味で、あなたを導き、動かす、最重要な領域である。あなたの本体といえる。

そして、外部のセラピストや医者に頼らず、自分で治療する意志をもって取り組むときに、この第五層を使っていることになる。

病気を根絶する

これまで以下の四層を見てきたが、クリンクハルト博士は、病気は、第四層までのどのレベルでも発生する可能性があると言う。

1.肉体

2.エネルギー体

3.メンタル体

4.直観体

そして、原因の存在するレベルでないレベルを治療しても、まったく効果はないと言う。

だから、症状で病気を治療することはできない。通常の医療は、まさにこれをやっており、基底にある原因を無視して、症状を抑圧している。

通常の医療は何なのか?

救急医療については、通常の医療は、本当に優れており、数え切れない人を救っている。だが、それ以外については、苦痛と出費を伴うインチキに過ぎない。そこまで言うべきかと思うが、人々を無限の悪循環(病気、悪化につながる治療、更に治療、病気の悪化、さらに攻撃的な治療、死期を早める)ループに閉じ込めておくシステムを他に何と言えばよいのだろうか。

症状に基づいて病気を治療すれば、一生、患者のままで、他人を金持ちにするだけである。客をつなぎとめることは、営利目的の企業には不可欠であり、世界の営利事業で最も裕福なのが医薬品産業である。彼らが他の企業とは違う基準で活動すると考えるのは、バカと言うべきでなければ、ナイーブというべきだ。

2007年のフォーブズ500を見ると、製薬トップ2社のジョンソン・アンド・ジョンソンとファイザーは、それぞれ530億ドル、520億ドル以上の収益を得ている。この2社だけで連結利益を合計すると300億ドルを超えている。

それに、医薬品産業は、どんな産業よりも、議会工作(政治活動)に金を使っている。The Center for Responsive Politicsによると、医薬品製品のために支出されたロビー活動費(2007年)は114,315,695ドルで、ロビイストの人数は米国上院議員の七倍いるという。単に仲間から圧力とはいえないものがあるだろう。

最後に、これも重要だが、DTC(消費者直売)の医薬品営業が増えている。議会調査局の医薬品産業調査によると、DTC市場は、1996年の7億9100万ドルから2003年には32億ドルに増えている。以下の統計を考えてもらえば、その理由は簡単だ。ハーバート大学とMITの調査によれば、医薬品産業がDTC市場に1ドル投資すると4.20ドルの売上になるという。

未来の医療とは?

私は、通常医療は、いつかは崩壊すると思っている。現在のやり方は、継続不可能だ。人類最強の欠陥(=貪欲さ)のおかげで、医療産業の工作はあまりにも露骨になっている。Bill Maher、Chris Rock あるいはTracey Ullmanたちの話を聞き、露骨な実態を少しでも知ったなら、人々はますます目覚めていく。

たしかに医薬品産業のマーケティングと病気を煽る戦略は強力であるが、一度そのことに気付いた人は、簡単には騙されなくなる。

結局のところ、本当に受け継がれていく医療は、すでに過去数千年を受け継がれてきた医療だけである。その医療とは、常識的な食事方針である。あるいは、おばあさんのおばあさんの時代の民間療法であり、代替療法である。歴史が記されるようになる以前から受け継がれてきたものもある。

第一層の健康を最適に保つには(私の推奨)

このテーマの精神に則り、第一層から第三層に根ざした、私の健康信条トップ10を挙げておく。現代科学がどんな奇跡を起こそうと、これは長い歴史を生き残ってきた不変の真実である。決してあなたを誤った道に導いたりしない。


1.自分の栄養タイプに合った健康的な食事(インスリンのレベルを低く保つことに特に慎重に注意する)。

2.清浄な水をたくさん飲む。

3.ストレスを管理する。

4.運動

5.適度な日光浴。

6.毒物にさらされる量を制限する。

7.健康的な脂肪を摂取する。

8.生の食べ物をたくさん摂取する。

9.インスリンとレプチンのレベルを最適に保つ。

10.十分に睡眠する。


特に、日光は、第一層と第二層の両方を癒す奇跡の治療法である。肉体レベルでは、十分なビタミンDを生成するのに不可欠であるが、それだけでなく、エネルギー体にも素晴らしい効果がある。

クリンクハルト博士は、バイオフォトン領域を正しい色で整えるために、様々な色のレーザーを使っているが、それと同様に、日光にもさまざまな良い効果が自然に備わっている。

日光がバイオフォトン領域と健康に与える影響について詳しくは、「病死するチーターが教える健康の極意」という記事をご覧いただきたい。

一時的に不快感を消すだけの治療ではなく、上記の基本姿勢を守れば、健康的な心身を築き、さまざまな健康問題・重病から、自分を守ることができる。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

原文の紹介・関連情報

原文 Five Principles That Can Heal Virtually Any Illness, Part 1

原文 Five Principles That Can Heal Virtually Any Illness, Part 2

原文 Five Principles That Can Heal Virtually Any Illness, Part 3

——- 転載ここまで ———————————————————————–

病気の原因は、1.肉体、2.エネルギー体、3.メンタル体、4.直観体、いずれもありえて、治療はその原因の層に働きかけないと根治しないと言うのは、とても興味深い内容です。まだまだ、勉強すべき事がたくさんあると感じました。

 

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