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千島学説(6)弱肉強食でなく共生・相互扶助の関係へ

千島学説では、ダーウィンの進化論についても批判をしています。
以前の記事でも以下のように書きました。

ダーウィンは、ゾウリムシが進化して人間が生まれたと説明していますが、
それでは、進化の起点であるゾウリムシがどうやって生まれたかは、わからないと言っています。
同じゾウリムシでも、一方は人間まで進化して、一方は、全く進化せずにゾウリムシのまま、
と言うのは奇異に感じませんか?
千島学説では、ゾウリムシは有機物から自然発生していると言っています。
何億年前も現在も、同じように自然発生していると言います。その方がスッキリしますよね。

と言うような事をはじめ、いくつかの点を批判していますが、私が最も本質的だと考えるのは
弱肉強食の思想の批判です。

ダーウィンはその進化論で進化の重要な要因の一つとして自然淘汰をあげ、
食物や生活のための生存競争を説いている。続く進化論学者は、それをさらに歪めて、
弱肉強食主義にまで発展させた。そして、生物の世界では人間を含めて、強いものは
弱いものを殺して食べるのが自然の掟であるかのような印象を与えた。

近代の世界大戦における、大量殺人行為を行うに至らしめた一原因としては、
進化論の弱肉強食思想が、知らず知らずのうちに人々の間に普及浸透していたことが
大きな原因と考えられるとして、批判している。

これに対して、千島学説では、生物の誕生時を見たとき、AFD(集まり、溶け合い、分化発展)
現象によってバクテリアが生まれ、バクテリアのAFDによって原生動物が生まれ、
原生動物のAFDによって多細胞生物が生まれ、と言った流れで進化が進んでいると言います。
そこには、共生の世界が見えて来ます。

一方、ロシアのクロポトキンは、シベリアに於ける各種動物の相互扶助の事実から人類社会までの
進化の主要因は相互扶助であると述べていますが、千島学説とダブル点があります。

肉食動物が生きる為に、草食動物を食べても、必要以上に殺す事はしません。
種として見れば、一定のバランスを保ちながら、共生していると見る事ができますし、
相互扶助の関係もいたるところで見つける事ができます。

人間の身体には常在菌と呼ばれる無数の微生物が生きています。
とりわけ、腸内には食物の消化を司る腸内細菌がおり、腸内細菌がいなくなったら
人は生きていけません。

そんな、共生、相互扶助の関係を辿って行ったら、人も動物も植物も、全部ひっくるめて、
地球が一つの生命と言えるかもしれません。
愚かな事に、人間だけがまだその事に気が付いていません。