福島県警警察官、急性白血病で3人死亡

前のブログで、昨年5月に実施された、茨城県取手市内の小中学校24校の心臓検診1次検査で「要精密検査」と診断された児童・生徒の数が11年度に比べて急増していることを書きましたが、今回は、福島県相馬地区(福島第一原発から約50Km)で、現職警察官が急性白血病で少なくとも3人死亡していたとの事です。
これらは、マスコミでは一切報道されていませんが、福島がチェルノブイリと同じ道を進みつつあるのは明らかのようです。その事に、多くの人が早く気付いて欲しいと願うばかりです。今なら、将来の健康被害を防止するのに、まだ間に合います。

みんなでつくるニュースブログ JanJanBlog
(2013年 1月 11日)
福島県警警察官、急性白血病で3人死亡
https://www.janjanblog.com/archives/88849

引用開始:

2013年、年が明けてからの首都圏反原発連合呼びかけによる反原発・官邸前抗議行動は1月11日に初回が行なわれた。同じく18時から文部科学省前では、〈ふくしま集団疎開裁判〉弁護団らによる集会が開かれ、1月4日に続き支援者らが集まった。

 〈ふくしま集団疎開裁判〉は、第3回目の尋審が今月21日(月)に予定されている。

 「尋審の行われる仙台高等裁判所のある仙台市内は、福島各地と比べて復興ムードの高まりもあり、被災地の現実がいま一つ伝わっていないところがあります。裁判所の壁を完全につき崩すためには、みなさんからのもうひと押しが必要です。」

 「福島の問題は、単に福島だけの問題ではありません。日本全体の、私たちの問題でもあります。原発事故の影響は、確実に出て来ています。私たち弁護団も、起きていることを科学的に分析し、さらに勉強をして裁判を動かしていくつもりです」

弁護団の光前幸一弁護士は、こうあいさつしたが、11日の集会では驚くべきことが最新のニュースとして紹介された。それは、福島県相馬市とその周辺地域の警戒に当たっていた福島県警の現職警察官が、少なくとも3名、急性白血病で死亡していたというものだ。(福島県では警戒区域でも警察官は防護服なし普通マスクで職務遂行していた)

このニュースについて、弁護団の柳原敏夫弁護士も驚きを隠さない。

 「福島県の相馬地区は、原発から40~50キロも離れているところです。たしかに、原発事故直後、盗難などを防止するために多くの警察官が派遣されていたそうですが、3名もの急性白血病による死者というのは、水面下でたいへんな事態が進んでいるということです。子どもたちの避難(疎開)を、国が率先して進めないと今後とんでもない被害が予想されます」

:引用終了

白血病の発症率は年間で人口10万人あたり約6人程度、うち急性白血病が10万人あたり4人程度。相馬市の総人口は3万6千人なので平均の数倍以上の高率で発症していることになる。
(これらの地元住民からの被害情報は現在の時点では既存の大手マスメディアでは報道されていない)

白血病は、もともと発生率の少ない疾病ですので、増えれば増えたと分かりやすいのですが、「がん」や「心臓病」などは、きちんとした統計がないと増えたのかどうかわかりません。
ところが、政府は平成23年度の患者調査(3年毎に実施)を、、福島県と宮城県の一部で調査しない事に、原発事故から半年後に早々と決めているのです。本来なら、通常よりきめ細かくやるべきだと考えるのですが。
 

ページ上部へ