ワクチンに混入した様々な毒物が細胞の膜タンパク質の働きを阻害

前の記事で紹介した「種の保存」に関わるアレルギーの多くは、「ワクチン」及び「生物兵器」由来のアレルギーです。そして、それらのアレルギーの中身を見た時に、「Hcn1(膜電位がマイナス方向に変化した時に開口する特殊なイオンチャネル)」や「MagEX(マグネシウム輸送体)」などが目につきました。イオンチャネルや輸送体は、大きくは、細胞膜に付着しているタンパク質である「膜タンパク質」に分類されます。最近のゲノム研究において、全遺伝子(約2万5千)のうちの20~25%が「膜タンパク質」をコードしていると予測されているようですが、その中で構造が解っているのは2%のみで、大部分はまだ働きがはっきり分かっていないようです。

ブルース・リプトン博士は、著書「思考のすごい力」(PHP研究所)の中で、「私たちの身体を構成する細胞のほとんどは、アメーバと同じようにそれぞれが独立した生き物である。」とし、細胞膜が「脳」の働きをしていると述べています。もしそれが本当であれば、「膜タンパク質」が、複雑な細胞における「脳」の働きを実現している訳で、同時に細胞の生命も維持していると考えられます。そして、「膜タンパク質」が正常に働くか働かないかが、人の健康にも大きく関わってくるはずです。

エピジェネティクスの扉
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もしかすると「ワクチン」や「生物兵器」は、まだ充分に研究されていない「膜タンパク質」をコードしている遺伝子の働きを阻害しているのかもしれません。「膜タンパク質」と一口に言っても、膨大な数の種類が存在しており、大まかに以下の働きをしていると考えられています。

■膜タンパク質の働き
(a) 輸送体、
(b) 連結体、
(c) 受容体、
(d) 酵素

一番上の「輸送体」は約400種類あるようですが、中でも、疾病への影響が大きいと考えられる「ABC輸送体(約50種類)」にとりあえず焦点を絞り、ABC輸送体の遺伝子に結びついたアレルギーを探索してみる事にしました。ちなみに、ABC輸送体とは、一口で言えば、「電気仕掛けのポンプ」と言ったところです。その結果、以下の16遺伝子にアレルギーが見つかりました。ただ、それぞれの遺伝子の働きは、まだよく分かっていないものも多いようです。

遺伝子名(見つかったアレルギー数)遺伝子発現部位、推定機能
ABCA1 ( 8)偏在、HDLへのコレステロール流出
ABCA3 ( 2)肺、肺サーファクタント分泌
ABCA8 ( 2)卵巣
ABCA9 ( 1)心臓
ABCA11( 1)
ABCA12( 6)胃、スフィンゴ糖脂質輸送
ABCA13(16)全組織において低い
ABCB1 ( 2)副腎、腎臓、脳、生体異物排出ポンプ、多剤耐性
ABCB9 ( 1)心臓、脳
ABCB11( 2)肝臓、胆汁塩輸送
ABCC3 ( 3)肺、腸、肝臓、硫酸抱合体排出、薬剤耐性
ABCC11( 1)全組織において低い
ABCC12( 1)全組織において低い
ABCC13( 1)
ABCF3 ( 2)偏在
ABCG8 ( 1)肝臓、腸、ステロール輸送

上記の中で、最初に生まれたアレルギーは、「ABCF3」に結びついたアレルギーだと考えています。それは、「ABCF3」に結びついたアレルギーが「アレルギーを生みやすい体質」に変更する働きをしていると思われるからです。具体的には、以下の組み合わせのアレルギーになります。

(ABCF3、DEFB110/119、MagEX1、EGF受容体)

 ABCF3:ABC輸送体の1つ。具体的な働きは分かっていない。
 DEFB110/119:天然の抗生物質であるディフェンシンの産生に関わる遺伝子。約40種のうちの2種。
 MagEX1:マグネシウム輸送体の1つ。
 EGF受容体:上皮成長因子受容体。ディフェンシンの産生にも関与。

私たちの腸には多数の腸内細菌が共存している事はよく知られて来たと思われますが、その多種多様な細菌社会をマイクロバイオータと言い、皮膚表面のマイクロバイオータの多様性は腸内をしのぐことがわかってきたそうです。もしかしたら、皮膚表面のマイクロバイオータの変異が「アレルギーを生みやすい体質」に変更する事に関わっている可能性も考えられます。

また、上記のアレルギーは、「天然痘毒素」とも結びついていました。日本において「種痘法」が制定されたのは1910年。おそらく約100年前に、私たち(の祖先)は、種痘の予防接種によって、「アレルギーを生みやすい体質」に変更されたと考えられます。そして、その事がトリガーとなり、その後の尋常でないアレルギーの蓄積が始まったと考えられます。

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