アレルギー蓄積の起点は、半世紀以上前のワクチン接種だった

■2017/02/26 アレルギー蓄積の起点は、半世紀以上前のワクチン接種だった
前の記事で、人間が「実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)」の実験台にされていた可能性について書きました。EAEを誘発するのに使われているのは、「百日咳毒素+FCP(フロインドのコンプリートアジュバント)+MBP(ミエリン塩基性蛋白)」でしたが、当初使われていたMBP(ミエリン塩基性蛋白)に代わり、最近は、プロテオリピッド蛋白(PLP)や、ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質(MOG)が使われているようです。

そこで、アレルギーを探索してみると、以下のように、「PLP」や「MOG」が組み合わさった下記のアレルギーも見つかりました。ただし、「PLP」「MOG」に結びついたアレルギーは必ずしも全員が持っている訳ではありませんでした。と言う事は、予防接種が始まった初期には定期接種のワクチンの中にEAEを誘発する物質が混入していたものが、最近は定期接種以外の限られたワクチンの中に混入していると言う事が推測されます。

 (百日咳毒素、FCA、PLP)、牛肉を培地にしたワクチン+47個の感情 
 (百日咳毒素、FCA、PLP)、サル腎細胞を培地にしたワクチン+47個の感情 
 (百日咳毒素、FCA、MOG)、199培地を使用したワクチン+47個の感情

動物で作られた「実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)」は、30年以上もの間、人の「多発性硬化症」の病態研究・治療保開発に利用されて来たようです。しかし、過去30年間の多発性硬化症に関する研究は、その大部分が誤った科学的仮説に基づいており、このため、ほとんど臨床治療の役に立っていないという研究論文が英エディンバラ王立内科医大学ジャーナルに発表されたようです。つまり、動物における「実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)」に対応する人の病気は、「多発性硬化症」ではなくて、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」であると言うのです。

ではどうして30年以上もこのような間違った認識が定着してしまったのか。もしかしたら、「実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)」と「多発性硬化症」を結びつける事によって、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」に注意が向かないようにする意図があったのかもしれません。

誤った科学仮説(動物モデル)のせいで臨床治療に大幅な損失
https://www.ava-net.net/world-news/98-mueki.html

それでは、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」とは、いったいどんな病気なのでしょうか?

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
https://www.naoru.com/adem.html

(転載開始)

急性散在性脳脊髄炎とは

  原因がはっきりしない場合も多いですが、ウイルス感染後あるいはワクチン接種後などに生じる脳や脊髄、視神経の病気です。免疫力が強くなりすぎて逆に自分自身の体を攻撃する自己免疫という現象が起きていると考えられています。神経線維を覆っている髄鞘が破壊される脱髄という現象が起きる疾患です。 ワクチン接種後の場合は1?4週間以内に発生することが多く、発熱、頭痛、意識が混濁する、目が見えにくい、手足が動きにくい、歩きにくい、感覚が鈍いなどの症状がある場合にはこの病気の可能性があります。

---(途中省略)---

(1)原因と発症頻度

 インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチンの添付文書には、急性散在性脳脊髄炎が記載されている。ワクチン接種後に中枢神経系の脱髄病変が生じることはよく知られた事実であり、文献では天然痘・黄熱病・腸チフス・結核・狂犬病・ポリオなどさまざまな感染症に対する予防接種で生じると記載されているが、これらがすべて脱髄病変の原因として確定しているわけではない。本邦において現在使用中のワクチンの中で急性散在性脳脊髄炎との関連性が考えられているのは、上記の三種類だけである。

ワクチンを接種した人の本症合併頻度は、出荷されるワクチンの量から推定したところ、1000万回の接種に対して1?3.5人であり、この頻度で中枢神経系あるいは視神経炎の合併症が生じるといわれている。後遺症状を残さない軽症例も含めると頻度は多くなる可能性があり、一過性の急性脱髄病変は10万回の接種で1回以下の発症であるという推計もある。B型肝炎ワクチンのように、接種後多発性硬化症の発症率が増加すると推測されているものもある。この場合は直接的な因果関係といえるのかどうか、発症までの期間がどこまで長くなりうるか、
発症にどこまで関与しているかなどさまざまな問題が残っている。

出所:厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル(案)」より

(転載終了)

なんと、ワクチンの添付文書にも「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」の事はちゃんと書いてあったのです。ただ、それはあくまでも「ワクチンの副反応」としてで、ワクチンの目的を実現する為にはやむを得ない副反応だと言う立場のようです。しかし、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」が、ワクチンに混入された「EAE誘発物質」によるものである事は明らかだと考えています。そして、「EAE誘発物質」はワクチンの目的とは全く関係ないもののはずです。

「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」は、神経線維を覆っている髄鞘が破壊される脱髄という現象が起きる疾患です。神経繊維を電線にたとえれば、電線を絶縁している被覆が破れて電線が裸になっている状態と言えます。もし脳の電気回路に漏電や短絡が起きたとしたらどうでしょう? 日常生活にかなり支障が生ずるであろう事が容易に想像されます。

その後のセラピーの中で「百日咳毒素+FCA+MBP/PLP/MOG」の組み合わせは、実に多くのアレルギーを作り出している事も分かって来ました。それらのアレルギーに結びついているアレルゲンは、主に遺伝子の組み合わせで、MBP、PLP、MOGに、それぞれ下記の遺伝子グループが結びついていました。これを見ると、確かに「脱髄」や「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」、「多発性硬化症」に関わるアレルギーが中心ではあるのですが、それ以外の病気に関わるアレルギーも多い事が分かります。とくに「百日咳毒素+FCA+MOG」」に結びついた遺伝子グループの多さと多様さに驚かされます。

また、ここで注目すべきは「アレルギーを生みやすい」に関わるアレルギーです。それは、現在の「尋常でない数のアレルギーの蓄積」の起点となったアレルギーだと考えられるからです。予防接種法(義務接種、罰則あり)により12疾患の接種が始まったのが1948年。おそらくその中の幾つかのワクチンの中にEAE誘発物質が混入されていて、その時を境に日本人全員が「アレルギーを生みやすい」体質に変わってしまったと考えられます。

■「百日咳毒素+FCA+MBP」に結びついた遺伝子グループと症状
 (1) (EGF受容体、MagEX1)           「アレルギーを生みやすい」
 (2) (BRAF、APC、EGF受容体、N-RAS)      「急性散在性脳脊髄炎」
 (3) (ASIC1a、NMDA受容体)           「恐怖症」
 (4) (MagEX2、DYT7、HSD11B2、WNK4)      「高血圧」
 (5) (病原性T細胞、RANK受容体、BRAF、PTCH1)  「多発性硬化症」
 (6) (SLC17A5、p35、AARS2、FLAD1)       「認知障害」
 (7) (PLP1、SLC17A5、p53、K-RAS、EGF受容体)  「酸性体質」
 (8) (MagEX1/2/3/4、p73、GnT-IX)       「逆流性食道炎」
 (9) (OXPHOS、カスパーゼ9、Fezf2、FAM167A-BLK)「膠原病」
(10) (FAM126A、MTRR、ラミンA、AYTS2)     「心筋症」
(11) (TUBB4A、p35、HTR3C、GluD2)       「脱髄」
(12) (Survivin、セロトニン、HSL、β2AR)    「花粉症・肥満」

■「百日咳毒素+FCA+PLP」に結びついた遺伝子グループと症状
 (1) (Dopey1、FAM126A、GJC2)         「自閉症」
 (2) (FBN1、HSD11B2、WNK4)          「高血圧」
 (3) (MagEX3、FBN1、TIMP3、KIF5B)      「急性散在性脳脊髄炎」
 (4) (Gnt-IX、Ptprz、SURF1、CACNA1C)     「脱髄」
 (5) (PTPα、S1P1受容体、WT1、p15)      「脱髄」

■「百日咳毒素+FCA+MOG」に結びついた遺伝子グループと症状
 (1) (Ndrg2、V-maf、POLR3B、PMP22)      「多発性硬化症」
 (2) (FBN1、G6PD、MT-ND5、ヘモグロビン)    「やる気が出ない」
 (3) (MagEX4、C2orf43、FBN1)         「急性散在性脳脊髄炎」
 (4) (Mrs2、XPC、p53)             「脱髄」
 (5) (Eomes陽性ヘルパーT細胞、S1P2受容体、CBLN、ADA) 「アレルギーを生みやすい」
 (6) (SLC16A2、HSPD1、CYP11B2、ACE)      「高血圧」
 (7) (IkBζ、KCNE1、DSG2、TNFSF13)      「アレルギーを生みやすい」
 (8) (TNFSF13、IL-6、NMDA受容体、WBSCR14)   「膠原病」
 (9) (MEF2D、BCL9、K-RAS、EGF受容体、DSC2、ヘモグロビン、IL-6、ANK-1) 「白血病」
(10) (AARS2、NRG1、CXCR2、Th17)        「多発性硬化症」
(11) (PLP1、Fezf2、FAM167A-BLK、TNFRSF1A)   「膠原病」
(12) (CXCL10、CXCR2、Sphk、HDAC4)       「急性散在性脳脊髄炎」
(13) (NF1、MFN2、TNFRSF1A、p57KIP2)      「多発性硬化症」
(14) (NR4A2、TGF-β、IL-6、CACNB2、α-クリスタリン) 「身体の奥のアトピー」
(15) (IL-6、KLF2、p39、HDAC4)         「アトピー」
(16) (PTPα、S1P1受容体、p35、PLA2G5)     「脱髄」
(17) (SLC16A2、MFN2、p35、SCL9)        「高血圧」
(18) (HLA-DRB1、DRB1、CPEB3、CHMP2B、AZF領域) 「認知症」
(19) (α-CaMKⅡ、CACNA1C、BDNF、EGR3)     「記憶障害」
(20) (FABP4、Syngap1、ESR2、MITF)       「自閉症」
(21) (CDH10、GluD2、NLGN4Y、ADRP)       「自閉症」
(22) (NAT1、GSTT1、p35、K-RAS、EGF受容体)   「化学物質過敏症」
(23) (c-met、HCGbeta、EARS2)         「がん」

しかし上記のアレルギーの中に、「がん」の原因になっていると思われるものが少ないと言うのが気になりました。結びついている遺伝子には「がん抑制遺伝子」とされているものが多いのですが、遺伝子グループとしては「がん」にはあまり関係ないようです。そこで、「百日咳毒素」「FCA」「MBP/PLP/MOG」の、単独のアレルゲンに結びついたアレルギーを探索してみると、「FCA」に結びついたアレルギーの中に「がん」の原因になっていると考えられるものが見つかりました。

■「FCA」に結びついた遺伝子グループと症状
 (1) (MagEX1、PRL、Trp32、Trx)        「がん」
 (2) (MagEX2、Mapk8)             「急性散在性脳脊髄炎」
 (3) (TRAF5、gp130)              「がん」
 (4) (TRPV1、MeCP2)              「炎症性舌痛覚過敏」
 (5) (TNFRSF1A、Cdk5、TP53、PMS2)       「自己免疫性脳脊髄炎」

動物における「実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)」に対応する人の病気は、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」である訳ですが、いずれも急性的な症状に対してしか研究されていないのです。10年後、20年後、さらには70年後にどんな病気が出てくるか、いや、もう出て来ているかは研究されていません。私には、現在の慢性病の増加に上記のアレルギーの状況が大いに関係していると思えてなりません。


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