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他人事ではなかった、覚せい剤のアレルギー

■2016/03/06 他人事ではなかった、覚せい剤のアレルギー
元プロ野球選手の覚せい剤所有・使用のスキャンダル以降、あるお客さまより、覚せい剤のアレルギーがないかチェックするよう依頼がありました。その時は、覚せい剤の成分に強いアレルギーは見つからず、あるアレルギーの組み合わせの中に「アンフェタミン」のみヒットしました。そこで、試しに私自身の身体で確認してみたところ、驚いた事に、「アンフェタミン」に強いアレルギーが見つかりました。「アンフェタミン」と言えば、覚せい剤の代表的な成分で、現在は薬などにも使用が禁止されているもののはずで、どうしてアレルギーがあるのか不思議でした。そこで、日本における覚せい剤の歴史について調べてみる事にしました。

元気の出る薬|覚せい剤問題の歴史1
http://33765910.at.webry.info/201104/article_7.html

(転載開始)

覚せい剤であるアンフェタミンやメタンフェタミンには、中枢神経に対する刺激作用があると同時に、交感神経系を活性化させる作用があり、これにより血管収縮、頻脈、血圧の上昇、瞳孔散大、立毛などが生じますが、その抹消血管を収縮させる作用は鼻やのどのうっ血を除くのに有効です。現在では、アンフェタミンやメタンフェタミンが風邪薬に配合されることはありませんが、中枢神経に対する刺激作用を抑えて依存などの問題が起こりにくい構造にしたプソイドエフェドリンが、鼻炎薬や風邪薬に使用されています。

(転載終了)

現在風邪薬などに使われている「プソイドエフェドリン」は、2000年にそれまで使われていた「フェニルプロパノールアミン(PPA)」が脳出血の副作用を起こす危険があるとして禁止された為、代替品として使われるようになったもののようです。また、現在合法的に使われている「プソイドエフェドリン」が覚せい剤と無関係かと言うと、全くそんなことはなく、以下の記事の通り、これが入った風邪薬が覚せい剤密造の原料となっていると言うのですから驚きです。

プソイドエフェドリンと覚せい剤密造
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/DRamph_and_PSE.htm

上記の記事も結構な驚きでしたが、もっと驚いたのは以下の記事です。戦時中、及び、戦後の混乱期数年間においては、「ヒロポン」に代表される覚せい剤が、覚せい剤だという認識は全く無いままに、疲れを取ったり、気分を高揚させてくれる薬・食品として大量に使用されていたと言うのです。今からすれば、とても信じられない事ですが、戦争と言う異常なシチュエーションの中で、体と心を蝕む恐ろしい薬どころか、とても役に立つ魔法の薬として人々に受け入れられていたのです。

当時「ヒロポン」を使用した人がどの程度いたのかは、詳しい資料が残っていない現在では、はっきりと分かりません。当時の記録が失われ、人々の心の中からも忘れさられてしまった「ヒロポン」ですが、どっこい、その記憶はアレルギーとしてしっかりと体の中に記憶されていました。

除倦覚醒剤ヒロポン|覚せい剤問題の歴史3
http://33765910.at.webry.info/201104/article_9.html

突撃錠、猫目錠―覚せい剤の軍事使用|覚せい剤問題の歴史4
http://33765910.at.webry.info/201104/article_10.html
ヒロポン入りチョコレート|覚せい剤問題の歴史5
http://33765910.at.webry.info/201104/article_11.html
ヒロポン国を亡ぼす|覚せい剤問題の歴史6
http://33765910.at.webry.info/201104/article_12.html
ブラックマーケットの誕生|覚せい剤問題の歴史7
http://33765910.at.webry.info/201104/article_13.html
その後のセラピーの中で、アレルギーとして認識される覚せい剤は以下のものになります。

(1) ATS(アンフェタミン型中枢神経興奮薬)・・・以下の覚せい剤の総称
(2) アンフェタミン製剤         ・・・「ゼドリン」「アゴチン」などの商品名で出回る。
(3) メタンフェタミン製剤        ・・・「ヒロポン」「ホスピタン」などの商品名で出回る。
(4) PPA(フェニルプロパノールアミン) ・・・2000年まで、鼻炎薬・風邪薬の中に含まれる
(5) PSE(プソイドエフェドリン)    ・・・2000年以降、PPAの代替品として使用される。

これらの覚せい剤に結びついたアレルギーは、アレルギーの蓄積の一番下に隠れているようです。アレルギーの蓄積の一番下の層は、「有機フッ素化合物」に結びついたアレルギー群が何層も層を作っていますが、一番多い方では、15層と言う方がおられました。このお客様では、覚せい剤に結びついたアレルギーは、その15層目のアレルギー群を減感作した後に出て来ました。それだけ、この覚せい剤が特殊な薬である事を伺わせます。

ある時、覚せい剤に結びついたアレルギーが出て来た時に、何故か特定の遺伝子のアレルギーが一緒に出て来るのに気が付きました。その遺伝子は、「ELN(エラスチン)」「FKBP6(FK506結合タンパク6)」「LIMK1(LIMキナーゼ1)」の3つでした。ただし、3つ共にアレルギーがある訳ではなく、「ELN」1つのみか、「ELN」と「FKBP6」、または、「ELN」と「LIMK1」の2つの組み合わせでした。これらの遺伝子は、いずれも「ウィリアムズ症候群」の原因遺伝子として発見されている26個の遺伝子群に含まれています。

覚せい剤が、中枢神経に働きかける事を考えれば、覚せい剤がこれらの遺伝子を傷つけているとも考えられます。試しに、覚せい剤と遺伝子が結びついたアレルギーを探索してみると以下のアレルギーが見つかりました。

(1) ATS+ELN+PSEN2
(2) アンフェタミン+LIMK1+MTHFr
(3) メタンフェタミン+FKBP6+GSK3β
(4) PPA+FKBP6+TNIP1
(5) PSE+LIMK1+MTHFr

どうも、覚せい剤全般には「ELN遺伝子」を傷つける作用がありそうです。併せて、成分によって、「FKBP6遺伝子」あるいは「LIMK1遺伝子」のどちらかを傷つける作用がありそうです。さらに、ウィリアムズ症候群の原因遺伝子以外の遺伝子も傷つけている可能性もありそうです。覚せい剤なんて自分には無関係とお考えのあなた、今かかえている症状の原因が、実は両親や祖父母が知らずに飲んだ「ヒロポン」だったかもしれないのです。

ウィリアムズ症候群(研究と評価と治療)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/Williams/S1/1-1-09.html#0

エラスチンって、いったい何?
http://www003.upp.so-net.ne.jp/Williams/S3/3-2-01.html



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